毅然と揺るがず

はるさん

2012年08月07日 21:46

こんばんは。毎日暑い日が続きますね。強風で全面倒伏している田んぼがちらほらと見受けられました。

コンバインで強引に刈ると可動部に絡まって故障の原因になります。パイプなどを使って手作業で根元から起こしていくのですがキツイ作業ですね。収穫の日を楽しみに手間をかけて作っているのはみんな同じです。なんとか無事に稲刈りまでもってほしいです。

さて私が作っている場所は山間で,風向きによっては防風林の役目を果たしているのでしょう,一部傾いてしまいましたが,根元からペタンはありませんでした。硬い生育に向けていることも功を奏したようです。

さて稲刈り準備で機械が走行できるように田固めに入りましょう。堰を解放して放水します。


排水パイプはエルボから引っこ抜きます。

暗渠も開けて地下からも排水です。


今年の出来はどうだ。こうだ。と田んぼで会話が弾むのでしょうが,私にはそんな暇はないんだな。

いもち病の心配はなさそうですね,今回は1日かけて草刈りをしました。まぁスゴイ勢いですね,がっつりやっていきましょう。機械が歩ける所を片っ端から刈っていきます。時折雨が来たかと思えば日が差してきて蒸し暑いのなんの,風が吹いていましたのでまだマシでしたが,機械を操作するだけでどっと汗がでます。
入り口付近ですがもう耕耘できないほど伸びました。よっしゃぁ,やったるどー。

ハンマーナイフで効率は大幅に改善しましたが,1日で全てを刈って,耕耘までとなると時間にそう余裕はありません。とら刈りみたいですが時間短縮でローターに絡まない長さの部分はそのまま耕耘します。どんどん刈り進めます。次いってみよーっ。

以前はローターに巻き付くため熊手で集めて焼却したり,伸びきる前に慌ててトラクター出動したりと気が気でありませんでした。ずっと作業の邪魔者だと思って苦々しく思っていましたが,簡単にすき込めるようになってからは,草は地力だと考えて楽しめるようになりました。たいへん大きな進展です。

1,2日の作業で田んぼ1,2枚のことでしたら「たったこれぐらいで。」なんて軽口もありですが,ここは定期的に手を入れずにちょっと気を緩めて放置すると,竹がわんさか侵入してきたりと,耕作予定地で除草剤は使えませんのでかなり厄介なことになります。
作業効率を念頭に置くのは当然のことなんですね。

現在田植えしているこの場所も,びっしりと竹に覆われていましたが水を利用して殲滅できました。
タイヤがパンクしないように地際で切り口を平面にして刈って撤去します。トラクターで徐々に深耕してなるべく根を断ち切った後,長い根は取り除いて(省いていいかもです。)畦を整備して,水を張って空気を遮断して枯死させました。

またブワーッときてますなぁ。以前一度刈ったのですがすごいですね。(以前の画像です。)

現在です、たいへんだとは思いません。もはや緑肥にしか見えませんのでありがたく利用させていただきましょ。


それにしても暑い日でした。ここまで休憩なしの3時間,さすがにバテてきました。お昼をはさんで休憩です。早朝から起きていつも妻がお弁当持たせてくれます。ありがとう。

午後からは一番広い敷地です。春先はレンゲ草の花がきれいでした。

数ヶ月間放置してしまってこの有様です。

ここは多少手を加えれば畑として使用可能ですが,何を作付けするか目処が立っておらず,現在,維持管理の経費のみが掛かっている状態です。消耗品,燃料費,オイル代など合計してみると結構バカにならない金額で驚きます。

実務的にコストを考えれば,やむを得ずの耕作放棄も選択肢のひとつで考えておかなければなりません。残念ですが。

昔からの場所で興味があるのかちょこちょこと人が出入りしています。協力しているように振る舞って,殊更に触れて回るような大口を叩く姿勢は戴けませんね。押し売りは毅然とお断りしときましょう。地元では自ら話題に出したりしません,聞かれたら話すことにしています。

あれこれ威張るのは自信の無い証拠です,自信があれば威張る必要は無く,冷静に(冷ややかにとも言えますが。)ものを見ます。大口叩いても薄っぺらい虚勢であることはすぐにバレます。黙ってコツコツと積み上げた方が余程ラク,身の丈以上はうまい話であっても必要ありません。

よーし,気合い入れていきますか。ぐるぐると延々ウォーキングですが,中央付近はセイタカアワダチソウです。右奥に見える青い囲みがハンマーナイフです。スムーズに進んでも全部刈るのに2時間はかかります。

硬くて一気に刈ると機械が無理をしてしまいますので,1速でゆっくりと進みます。それでも草密集地に突っ込んで何度か絡んだ刈草を取り除いたりしました。

これはいのししの仕業です。しっかり侵入路がありました。

ようやく刈り終えて休憩した後、選手交代でトラクター出動です。

分解を促すために浅く耕耘してすき込んでいきます。粘土質では乾燥するとカチカチに固まってしまいますので腐植をどんどん入れてフカフカにしていかないとですね。

よーしよし,いい感じになったところで終了でした。


まだ全体的に色が着いてきませんで稲刈りの日程を決めかねています。やきもきしても仕方ありませんので,のんびり構えて後はお天道さまにお任せして家族と過ごします。

私はこれまで励ましや助言,貴重な情報を頂いたりでなんとか進めてまいりました。驕らず、人様と運のおかげと感謝しながら収穫のハレの日を待ちます。

ご覧いただいてありがとうございます。





ランキングに参加しています。
ポチっと応援よろしくお願いします